夫婦生活 投稿告白

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母の走り書き 

150 :癒されたい名無しさん:2009/02/28(土) 16:44:18 ID:DwE7hn3Y

私は、2歳のとき父を亡くし、以来、私をひとりで育ててくれた母も、私が中学二年生の時、突然の心臓病でなくなりました。

その日のことです。

近所のスーパーに勤めていた母ですが、学校から帰ると勤めを早退した母は床に臥していました。

「お母さん、どうしたの?」と聞くと

「心配しないでもいいよ、ちょっと風邪をこじらせただけだから」とか細い声で答えました。

昨日からなにも食べてない様子だったので「なにか買ってこようか」と聞くと

「おまえも今、期末試験中で大変なのに、いいの?もしよかったらリンゴが食べたい」

「じゃあ、すぐ買ってくる」

リンゴを買って家に着いたとき、母はもう死んでいました。

枕元に、ほんのわずかな時間に、苦しみながら書いた母の言葉の走り書きがありました。

「哲、ひとりになってもお母さんお父さんはいつもおまえを守っているよ ありがとう」 とありました。

私は、それ以来リンゴを見ることも、むろん食べることもできなくなりました。

あれから九度目の桜を見る季節がもうすぐやってきます。

私にとっての桜の季節は、ただリンゴをにぎりしめながら泣きつづけた日々の思い出なのです。

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母がもらってきたチケット 

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 16:24:13

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。

学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。

それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。

給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。

俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。

母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。

チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わなければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外のベンチで弁当を食べて帰った。

電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。

新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。

結婚もして、母に孫を見せてやることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように「野球、ごめんね」と言った。

俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。

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家族写真 

45 名前:名無しさん脚:03/11/20 01:38 ID:bgufB06L

俺が小さい頃に撮った家族写真が一枚ある。

見た目普通の写真なんだけど、実はその時父が難病(失念)を宣告されていて、それほど持たないだろうと言われ、入院前に今生最後の写真はせめて家族と・・・と撮った写真らしかった。

俺と妹はまだそれを理解できずに無邪気に笑って写っているんだが、母と祖父、祖母は心なしか固いというか思い詰めた表情で写っている。

当の父はというと、どっしりと腹をくくったと言う感じで、とても穏やかな表情だった。

母がその写真を病床の父に持って行ったんだが、その写真を見せられた父は、特に興味も示さない様子で「その辺に置いといてくれ、気が向いたら見るから」とぶっきらぼうだったらしい。

母も、それが父にとって最後の写真という事で、見たがらないものをあまり無理強いするのもよくないと思って、そのままベッドのそばに適当にしまっておいた。

しばらくして父が逝き、病院から荷物を引き揚げる時に改めて見つけたその写真は、まるで大昔からあったようなボロボロさで、家族が写っている部分には父の指紋がびっしり付いていた。

普段もとても物静かで、宣告された時も見た目普段と変わらずに平常だった父だが、 人目のない時、病床でこの写真をどういう気持ちで見ていたんだろうか。

今、お盆になると、その写真を見ながら父の思い出話に華が咲く。

祖父、祖母、母、妹、俺・・・。

その写真の裏側には、もう文字もあまり書けない状態で一生懸命書いたのだろう、 崩れた文字ながら、

「本当にありがとう」 とサインペンで書いてあった。

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父が言った言葉 

84 :素敵な旦那様 :04/12/02 10:02:04

「美人だろ?出会ってから毎日思ってたよ。なんて綺麗な女だろうって。」

棺に横たわった母の傍らで父が私に言った言葉。

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