504 :名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 10:58:08 ID:P7mJ99VE18の時に登校中に車にハネられ死んだサチ。
学校を飛び出し、病院に着いた時には、顔に白い布が被せられていた。
辛すぎて、後を追うことも考えた。
彼女以外の人を好きになることなど当時は想像できなかった。
それから20年が経った。
今は妻と2人の娘がいる恵まれた家庭を作っています。
当時は自分だけ幸せになっていいものか、本当に悩みました。
幼稚園から高校までずっと一緒の学校に通った親友に相談もした。
コイツは一部始終を知ってる男でした。
『辛いだろうが、彼女はもうこの世にいない。彼女が掴めなかった分、お前が幸せになれ』
親友の言葉で決意し、俺は10年前に結婚しました。
妻となった人が、俺にとって生涯で2人目の彼女でした。
毎年、彼女の命日には欠かさず墓参りをしていました。
今年もいつも通り霊園に行くと、献花を持った妻がいました。
実は前日に親友から電話を受けていました。そういう過去があったと妻に話しをしたと。
妻は俺の後ろに来て、黙ってついてきました。
無言のまま2人で墓参りをしていると、墓前で妻が言いました。
『私はあなたには一生敵わないかも知れない。それは仕方がないことだと思う。この人にはすごく幸せにしてもらいました。そしてこれからも、それ以上の幸せな家庭を築いていきます。それがあなたへの答えだと思います。』
妻は私に向かい微笑み、2人で手を取り帰りました。
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